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古いパソコンのWindows11ライセンスを新しいパソコンに引き継いだ話(ASRock DeskMini H470 から DeskMini B760 にライセンス認証を引き継ぐ)

2024年4月15日

こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、Windows11のライセンスを引き継いだ話です。

はじめに

新たに「ASRock DeskMini B760」+「Core i5 14500」の組み合わせでパソコンを組み立てました。

ASRock DeskMini B760

Core i5 14500

組み立てた話は、こちらです。

Windows11については、新しいWindows11を購入するのではなく、これまで使っていた「ASRock DeskMini H470」+「Core i9 11900」の組み合わせの古いパソコンのライセンスを引き継ぐことにしました。

パソコン間でWindowsのライセンス引継ぎは、それほど頻繁に行うものではないので、備忘録として残しておきたいと思います。

古いパソコンから新しいパソコンにWindows11のライセンスを引き継がれる方もおられると思うので、参考になればと思います。

では、早速、いきましょう。

 

 

Windows11のライセンスを引き継ぐパソコンの構成

ASRock DeskMini B760」+「Core i5 14500」の構成は、こちらです。

構成 製品
本体 ASRock DeskMini B760
CPU Intel Core i5 14500
メモリ Crucial SODIMM DDR4 3200 32GB × 2(64GB)
NVMe SSD Seagate FireCuda 520 1TB(OS)
NVMe SSD Samsung SSD 980 PRO 2TB
2.5 SSD Samsung 870 QVO 2TB SATA 2.5インチ SSD
2.5 SSD Samsung 870 QVO 2TB SATA 2.5インチ SSD
WiFi INTEL Wi-Fi 6(Gig +)AX200 NGWG DTK 
CPU FAN Noctua NH-L9i-17xx chromax.black
グリス Thermal Grizzly Kryonaut Extreme 2g
パッド シリコンサーマルパッド 85x45X2mm 2mm
シンク Archgon ヒートシンク HS-1110-K (ブラック)
防振 TRUSCO 防振パット 10X150X150 OHS10150
OS Windows 11 Pro 日本語版

ASRock DeskMini H470」+「Core i9 11900」からの変更は、黄色の部分だけです。

Windows11が入っているSSDは、「Seagate FireCuda 520 1TB(OS)」です。

SSDをしっかりとそのまま取り付けるので、Windows11のライセンスを引き継ぐ要件はクリアしています。大丈夫です。

 

 

古いパソコンで準備しておくべきこと

古いパソコンのパーツを新しいパソコンに組み込むことになるため、新しいパソコンを組み立てた後は、古いパソコンは使用できません。

古いパソコンのWindows11が入ったSSDをそのまま付け替えるので、当然のことです。

したがって、古いパソコンでWindows11のライセンスが引き継げる状態になっているかどうかを確認し、その後に新しいパソコンを組み立てることが重要です。

Windows11のライセンスが引き継げる状態でない場合、新しいパソコンを組み立てても引き継げるわけがありません。

そこで、新しいパソコンを組み立てる前に、Windows11のライセンスが引き継げる状態になっているかどうかを確認しました。

組み立てる前の古いパソコン(「ASRock DeskMini H470」+「Core i9 11900」)の画面をご覧ください。

「設定 > システム > ライセンス認証」の画面です。

「Windowsは、Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンスによってライセンス認証されています。」

と表示されていれば、大丈夫です。

しかし、「Windowsはライセンス認証済みです」とか、「Windowsはデジタルライセンスによってライセンス認証されています」といった場合は、正しく引き継ぐことはできません。

言葉は似ていますが、Windows11のライセンスを正しく引き継ぐことができないので、必ず、

「Windowsは、Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンスによってライセンス認証されています。」

という状態にしてから、新しいパソコンを組み立てましょう。

これらの言葉の違いについては、過去の記事をご覧いただければと思います。

私が第8世代Core i5のNUC「BOXNUC8I5BEH」から第10世代Core i7のNUC「BXNUC10I7FNH」へ交換した際の「Windows 10」のライセンス引き継ぎ内容です。

「Windows11」でも変わりませんので、読み替えて確認していただければと思います。

マイクロソフトの「Windows のライセンス認証を行う」ページは、こちら↓↓↓です。

Windows のライセンス認証を行う

 

 

新しいパソコンでライセンス認証を行う流れ

ライセンス認証の手順を理解しましょう。

実際に進める前に、整理しておきましょう。

「Windowsは、Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンスによってライセンス認証されています。」という状態で、新しいパソコンにWindows11がインストールされているSSDをそのまま組み立てます。

組み立てが完了した後、以前に使っていたSSDと同じものだからといって、いきなりWindows11を新規インストールしてはいけません。そうすると、ライセンスが引き継がれなくなります。

まずは、「古いパソコンにインストールされていたWindows11」のままで、新しいパソコンを起動させましょう。

そして、新しいパソコンで「古いパソコンのWindows11」を「新しいパソコンに引き継ぎましたよ」とライセンスを認証させれば良いのです。

古いパソコンのSSDを新しいパソコンのSSDに取り付けているので、大丈夫です。

「古いパソコンのWindows11」が新しいパソコンでライセンス認証されたことを確認した後、改めて、新しいパソコンで「Windows11の新規インストール」をしましょう。

「古いパソコンにインストールされていたWindows11」が「新しいパソコンでライセンス認証された」からといって、そのままの状態でそのまま使うのは、精神的にも不快かもしれませんね。せっかく新しいパソコンを組み立てたのだから、「Windows11も新規インストールしたい」と思うのは理解できます。

ただし、古いパソコンのライセンスを新しいパソコンに引き継ぎたい場合は、まずは古いWindows11が入ったSSDを使って、新しいパソコンでWindows11のライセンスをしっかりと引き継いでから、改めてWindows11の最新版をインストールするのが鉄則なので、この手順は間違わないようにしましょう。

 

 

新しいパソコンでライセンス認証を行う前の注意点

新しいパソコンでライセンス認証を行う前に、あと1つ注意点をお伝えします。

ライセンス認証を行う前に、必ずドライバーをインストールして、デバイスマネージャーの「?」がなくなっていることを確認しましょう。

デバイスマネージャーに「?」が表示されている状態では、新しいパソコンにライセンスを引き継ごうと思っても、そもそも引き継ぐ新しいパソコンがどのような構成のパソコンなのかWindowsで認識できていないため、引き継ぐことができません。

当然のことですが、新しいパソコンにライセンス認証を行う前に、ドライバーをインストールして、デバイスマネージャーの「?」をなくしてから行いましょう。

 

 

新しいパソコンを起動する!

それでは、実際に、新しいパソコン(「ASRock DeskMini B760」+「Core i5 14500」)を起動しましょう。

ASRock DeskMini B760」の電源をいれて、起動させると、次のような画面がでました。

自動的にパソコンのドライバーをインストールする画面が表示されました。

すごい!

ASRockのマザーボードには、このような機能がついたのかなぁ?と思いました。

「はい」を押しました。

すると…。

利用規約が表示されたので、「同意」のチェックを入れて、「継続」を押しました。

インストールするドライバーの一覧が表示されました。

これは楽です!

マジかよ!

ASRockさん、ありがとう!と画面の前で、手を合わせてしまいました。

 

 

「更新」を押しました。

途中で再起動する旨の注意書きが表示されました。

当然です。

「Yes」を押しました。

すると…、インストールが始まりました。

あとは、じっと待つだけです。

インストール完了後、デバイスマネージャーを確認しました。

「?」は、1つも表示されていません。

すごい!

感動しました。

プロセッサーを確認します。

間違いなく「Core i5 14500」のスレッド20個(Pコア6個×2+Eコア8個=20個)が表示されています。

先の項目で「新しいパソコンでライセンス認証を行う前の注意点」として、まずは「ドライバーをインストールして、デバイスマネージャーの「?」をなくしてから行いましょう」と書きましたが、いきなり自動でドライバーがインストールされるとは思ってもいませんでした。

さすが、ASRockさんです。

本当に感謝!です。

 

 

新しいパソコンでライセンス認証を行う!

では、実際に新しいパソコンでWindows11のライセンスを引き継ぎましょう。

設定画面です。

パソコンの名前は、以前の「Core11900-DMH470」の状態ですが、マザーボードの型番が、「B760M-STX」に変更されています。

続いて、「設定 > システム > ライセンス認証」の画面を確認します。

予想どおりです。

エラーメッセージが出ています。

そこで、「トラブルシューティング」を押しました。

すると…。

「Windowsのライセンス認証」の画面が表示されました。

そして、「トラブルシューティングが完了しました」というメッセージが出ました。

そこで、「このデバイス上のハードウエアを最近変更しました」を押します。

その言葉どおりですよね。

Microsoftアカウントでのサインインを求められました。

 

 

パスワードを入力します。

しばらくの間、待ちます…。

え! マジかよ。ダメでした。

そこで、もう一度、同じ作業をしてみました。

すると、「Windows を再度ライセンス認証する」の画面が表示されました。

「このデバイスを以下から選んでください」と書いてあるので、最初に出ている「Core11900-DMH470」が直前まで使っていた古いパソコンなので、チェックをいれて、「アクティブ化」のボタンを押しました。

画面を取り忘れたのですが、「Windows はライセンス認証されています」の画面に切り替わりました。

念のため、「設定 > システム > ライセンス認証」の画面を確認しました。

間違いなく、「Windowsは、Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンスによってライセンス認証されています。」

になりました。

やったぜ !

ですね。

 

 

新しいパソコンの名前を変更する!

新しいパソコンにライセンス認証が引き継がれたので、パソコンの名前を変更しましょう。

「名前の変更」を押しました。

「Core14500-DMB760」と入力して、「今すぐ再起動する」を押しました。

バッチリです。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

Windows11のライセンスを古いパソコン(「ASRock DeskMini H470」+「Core i9 11900」)から新しいパソコン(「ASRock DeskMini B760」+「Core i5 14500」)に引き継ぐことができました。これで新しいパソコンにWindows11をインストールする準備が整いました。

古いパソコンのWindows11はパーティションごと消去して、新しいパソコンにまっさらのWindows11をインストールし、快適に使えるようにしましょう。

新規でインストールしたWindows11には、本当に必要なアプリだけを必要な時にインストールするようにしましょう。

Windows11は十分に安定して動作しますが、不要なアプリをインストールしないように心がけることで、さらに安定したパフォーマンスを得ることができます。

ということで、「古いパソコンのWindows11ライセンスを新しいパソコンに引き継いだ話(ASRock DeskMini H470 から DeskMini B760 にライセンス認証を引き継ぐ)」でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。

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